Linuxを勉強する際の情報源として、どこかしらのブログを参考にする、
というのもいいと思うのですが、どうしても個人的な偏りがある気がします。

私の場合、若干のLinux知識はあったのですが、今回は網羅的に勉強したい、
というのもあり、入門書を2冊ほど読んでみました。

 (1)『たった2日でわかるLinux』中島能和 -- 秀和システム
 (2)『入門者のLinux』奈佐原顕郎 -- 講談社

(1)『たった2日でわかるLinux』
この本はCentOSのイメージをWindowsにインストールしていろいろ試すので
GreenEyeを購入する前に勉強するのに役立ちました。
基礎の基礎から書いてあるので初心者でも迷うことはないと思います。

(2)『入門者のLinux』奈佐原顕郎
こちらも初心者から学べる内容になってますが、
Web上の画像を定期的に取得してきて動画にする、
などの実際の利用方法まで書いてあって、楽しさも実感できる内容でした。

どちらも最初に勉強するには十分な内容ですが、
(2)の方が目で成果が実感できるのでオススメです。

で、ここからなのですが、
調べてみたところ『入門者』と『上級者』のLinux書籍は豊富にあるのですが、
初級から中級へと進むための書籍がやたら少ないようなのです。

『あとは自分で勉強しろ』的なところはいかにもLinuxらしい(笑)

それでもいろいろ探してみると、いいものがありました。
『まんがでわかるLixuxシス管系女子』というマンガです。
マンガでわかりやすい、というのもありますが、
内容が実際に起こりそうな問題や、やりたいことだったりするので吸収しやすい。

これからしばらくはこの本に出てきたポイントになりそうなコマンドを中心に
書いていこうと思います。

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今回はパーミッションについて。

設定ファイルを変更しようとすると、まずこの問題に行き当たりますよね。
変更したいけど、権限がない、と怒られてしまう。
で、よくわからないけど sudo を使えばいいらしい、的なことで流してしまいます。
パーミッション1
test.sh は適当に作ったシェルスクリプト。
実行しようとしたら『許可がありません』と怒られてしまいました。

ls -l

でファイルの状態を見てみると、test.sh のパーミッションは
-rw-rw-r--
ですね。この10桁の意味は
1つ目がファイルかディレクトリ。
残りの3桁x3つが『所有者』『グループ』『その他』の権限情報。
ファイルの所有者である自分は、2~4番目に注目すればいい。

rw- ということは、Read、Write権限はあるけど、eXecute(実行)権限はない、と。
では実行権限をつけます。面倒なので全員につける。

chmod +x test.sh
パーミッション2
ついたついた。実行してみるとシェルスクリプトはちゃんと動きました。

《まとめ》
 ①  ②③④ ⑤⑥⑦ ⑧⑨⑩
file/Dir 所有者 Group  その他
r:Read w:Write x:eXecute
chmod +x の + で権限付与、-x の - で権限削除。

とりあえずこれだけ覚えていればしばらく大丈夫そうです。