プロ野球開幕が待ちきれない企画第四弾。
カープのライバル球団の戦力を分析し、今シーズンを占いたいと思います。
第10回はジャイアンツの先発投手陣を分析します。前回はこちら。
【①2018年先発ローテーション予想:巨人】
まずは先発ローテーションに入ってきそうな6人を挙げてみます。
①菅野、②田口、③畠、④山口俊、⑤野上、⑥吉川光あたりでしょうか。若手左腕の⑦中川投手やベテラン⑧内海、⑨大竹投手当たりを入れてくるかもしれません。
また、外国人枠の都合がつけば⑩ヤングマン投手が入ってくる可能性もあります。
【②2018年先発投手能力分析:巨人】
①菅野智之
もはや説明不要の球界のエース。ケガなく投げれば15勝は計算できるピッチャーです。それだけに、もし彼が不調や故障で2ヶ月ぐらい離脱すると、それだけで巨人の優勝はほぼなくなります。
②田口麗斗
若き左のエース。まだ22歳ながら、抜群の安定感を誇ります。彼も普通に投げれば二桁勝利は固いでしょう。ストレートはそこまで速くないですが、そうそう打てないですね。
③畠世周
2年目の右腕。実は左利き。田口選手ともども、広島出身だったりします(笑)
かなりいいストレートを投げ、今年は飛躍が期待されています。キャンプ中に腰を痛めたようで、開幕に間に合わないかもしれません。
カープにとっては相性がよく、特に丸選手はホームランを3本も放っています。その後、畠投手は丸選手に対して投げづらそうにしているのが見て取れました。
④山口俊
昨年FA移籍してきましたが、いろいろあってほとんど投げませんでした。
正直なところ、あまり活躍する場面が想像できません。ローテーションを維持して10勝10敗ペースでいければ御の字でしょうか。
⑤野上亮磨
今年西武からFA移籍してきた右腕。比較的安定して投げると思いますが、彼はピシャリと抑えるタイプの投手ではありません。
援護があまり期待できない巨人打線でどこまで勝ち星が伸ばせるか、正直微妙です。
⑥吉川光夫
昨年日本ハムから移籍してきた左腕。日ハム時代はエース的な役割を担ったこともありましたが、正直ピークは過ぎていると思います。昨年もほとんど活躍できませんでした。
とりあえず、ローテーションの穴を埋める役割を務めてくれればいい、ぐらいでしょう。
【③2018年先発期待枠能力分析:巨人】
⑦中川皓太
かなり期待されている左腕のようです。巨人は田口投手や畠投手など、期待の投手を大きく育てつつあり、彼も期待できるかもしれません。
⑧内海哲也、⑨大竹寛
先発の谷間を埋める目的で起用されそうです。すでにピークは過ぎており、過度な期待はできないでしょう。
⑩ヤングマン
今年メジャー移籍したマイコラス投手に代わる外国人として加入しました。
ただ、オープン戦のデキを見る限り、かなり厳しそうです。また、外国人枠の問題もあり、なかなか出番はないかもしれません。当たれば儲けもの、という位置づけでしょうか。
【④先発投手陣 総評:巨人】
①菅野、②田口の左右エースは鉄板。そこに③畠投手が割って入る感じです。
それ以下の、④山口俊、⑤野上、⑥吉川光の3投手が不安です。
巨人サイドとすれば、トントンでいってくれればいい、という腹積もりなのかもしれません。
ただ、リリーフに上原投手が加入して厚みを増しているので、先発陣がそこそこ踏ん張れば計算は立ちます。総合的にみてまずまずの先発陣だと思います。
以上、今回は巨人の先発投手陣を分析してみました。
次回は巨人のリリーフ陣について考察してみたいと思います。
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