広 010 021 000 0 |4
ソ 000 210 100 1x|5
投:大瀬良―ヘルウェグ―一岡―フランスア―中崎
=【2回表:1-0】【投:千賀】=
2死1,3塁から、會澤のタイムリーでカープ先制!
千賀の調子はそこそこ。制球がバラけてボール先行する場面もあり、つけ入る隙は結構ありました。
會澤は第3戦あたりから調子が上がってきており、このチャンスでもコンパクトにセンター前に弾き返しました。
ただ、その後の2死1,2塁から、野間のライト前をホームで封殺されたのが痛かったですね。走者は安部だったので、3塁ストップの選択肢はなく、上林の返球もこれ以上ない素晴らしいものでした。
=【4回裏:1-2】【投:大瀬良】=
無死満塁から、中村晃の2点タイムリーでソフトバンク逆転。
大瀬良の調子はまずまず。ただ、この回はクリーンアップに回る打順で慎重になりすぎたか四球2つが絡んでしまいました。
中村に打たれた球は外角低めに落ちるボール球。あれを打てる技術を褒めるべきでしょう。
その後の無死1,2塁のピンチを抑えたのは素晴らしかったと思います。
=【5回表:3-2】【投:千賀―モイネロ】=
2死2塁から、丸の2ランホームランでカープ逆転!
千賀は不安定だったこともあり、丸の打席でモイネロにスイッチ。そのモイネロを丸が捉えました。
丸は第1打席でも好守に阻まれたライトフライでしたし、徐々にタイミングが合ってきてました。モイネロに対しても、良いスイングができましたね。
丸の絶不調で、ぬるいファンからは打順を下げろ、とかいう声も上がってましたが、丸の代わりに誰が入ってもプレッシャーがかかります。監督が10人いたら10人とも丸を3番からずらすことはないでしょう。緒方監督の判断がどうこうという問題でもないし、その意見が言えるのは多分かなりの素人だけですね。
何にせよ、丸の状態が上がってきたのはポジティブ材料です。
=【5回裏:3-3】【投:大瀬良―ヘルウェグ】=
1死満塁から、柳田のピッチャーゴロの間にソフトバンクが同点に追いつく。
大瀬良は微妙な判定に泣きましたが、ヘルウェグはなんとか1点で食い止めてくれました。ピッチャーゴロもうまく処理できていれば併殺が取れていたと思いますが、とりあえず1つアウトが取れたのは良かったです。
ヘルウェグは制球がまったく定まらないのですが、荒れ球ゆえにほとんど捉えられていないので、まずまず良い仕事はしていると思います。
=【6回表:4-3】【投:武田】=
2死走者なしから、會澤のソロホームランでカープ勝ち越し!
3連投の武田から、泳ぐように打った打球がホームランテラスに飛び込みました。しかし、ヤフオクドームは狭いですねえ(笑) ヤフオクドームでの3試合はホームランでの得点がかなり目立ちますし、面白い部分もあるとは思うのですが、あれが入るのは微妙ですね。
=【7回裏:4-4】【投:フランスア】=
1死走者なしから、明石のソロホームランでソフトバンクが同点に追いつく。
フランスアは相変わらず良かったのですが、変化球が甘く入ってしまいました。おそらく四球拒否のヒットOKで、ホームランを計算に入れてなかったんだと思います。ストレートだったらホームランはなかったかなー、と思います。ホームランバッターじゃないだけに痛かったですね。
=【10回裏:4-5x】【投:中崎】=
先頭柳田のソロホームランでソフトバンクサヨナラ勝ち。
柳田がバットを折りながらもライトホームランテラスに放り込みました。
回跨ぎになった中崎ですが、悪くはなかったと思います。詰まりながらもホームランにする柳田がすごかったということでしょう。
【総評】
3度勝ち越すもソフトバンクの粘りに屈し敗北。1勝3敗1分となりました。
結果は残念でしたが、面白い試合でした。日本シリーズという舞台もあり、ヒリヒリするような展開で本当に楽しめました。
この試合もソフトバンクの守備にしてやられた感がありますね。2回の追加点を防がれた上林の返球や、9回表の丸の右中間への鋭い打球をキャッチした守備力には脱帽です。これだけでも2打点と同じ効果がありますから、素晴らしい活躍です。
この試合負けはしたのですが、判定に嫌われたり、好守備を連発されたり、と常に逆風にさらされていました。2年前の日ハム戦でも同じような逆風を感じていたのですが、いい材料もあります。
丸の調子が確実に上がってきています。どちらかというとデータ蓄積型で初見よりも対戦が重なると打てる傾向にある丸に調子が出てくることで得点力はアップします。
もう後がないですが、マツダスタジアムに帰っての第6戦は楽しみですね。
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