ソ 000 000 100|1
広 102 020 00X|5
投:ジョンソン―フランスア―中崎
=【1回裏:0-1】【投:バンデンハーク】=
2死3塁から、鈴木のタイムリー内野安打でカープ先制!
先頭田中のレフトフライをデスパイネがまずい守備で2塁打にしてしまいました。この守備はものすごく大きかった。先制のチャンスを献上するだけでなく、眠っていた田中を起こしてしまいましたね。結局この日田中は3安打猛打賞になりました。
鈴木もよく走りました。まだ足は万全ではないですが、それでも足のある4番というのは魅力です。

=【3回裏:0-3】【投:バンデンハーク】=
無死2,3塁から、丸の犠牲フライでカープ追加点!
続く2死2塁から、松山のタイムリーでさらに追加点!
ここでもソフトバンクの守備にほころびが出て無死2,3塁にしてしまいました。アウトをひとつ確実に取っていれば、丸の犠牲フライもなかった。
丸に打点がついたことで、丸を楽にしてしまったのもカープを勢いづかせることになりそうです。
2死2塁になったあと、松山のしぶといタイムリーが出ました。松山は守備でも攻撃でも顔を出す、このシリーズのキーマンになっていますね。

=【5回裏:0-5】【投:バンデンハーク】=
1死2,3塁から、鈴木の2点タイムリーでさらに突き放す!
菊池もまずまず調子を維持しており、この場面でも三遊間を抜くヒット。その後、丸に2塁打がでました。チャンスを広げるヒットで、丸はかなり気が楽になったと思います。
このチャンスに鈴木が見事なタイムリー。コンパクトにセンター前を狙った確率の高いバッティングでした。頼れる4番です。

=【7回表:1-5】【投:ジョンソン】=
2死1,3塁から、松田のタイムリーでソフトバンクが追い上げる。
ジョンソンは立ち上がりから素晴らしいピッチング。特に柳田のインコースをグイグイ攻める投球は見事でした。
ただこの回、ちょっとバテたか、球が高めに浮いたところを柳田、デスパイネに捉えられました。この2人にヒットが出たのがどう影響するか、見ものですね。
その後、フランスア、中崎とつないでそのまま逃げ切りました。中崎はボール先行で不安定なピッチングでしたが、この点差なら問題ないです。
もし1点差なら、フランスアを回跨ぎさせたかもしれません。緒方監督も柔軟になってますし、接戦なら変化していたと思います。

【総評】
投手陣が完璧に抑え、効率よく加点してソフトバンクに快勝!
これで1勝1分としました。3戦目以降は不慣れなヤフオクドームですし、苦戦が予想されるので、まずまずの結果、といったところでしょうか。
工藤監督はデスパイネをレフトに入れる、という得点力を重視したオーダーを組んできました。短期決戦ではミスが命取りになるので、どちらかというと守備重視で行くのがセオリーですが、やはり裏目にでましたね。
ただ、緒方監督もジョンソン先発にも関わらず、サードに安部を入れました。セ・リーグのチームならサードゴロを打ちにいくところですが、慣れないソフトバンク打線はジョンソンから1本もサードゴロを打ってません。ジョンソンが良かったこともありますが、カリカリさせるにはエラーが突破口なのですが、そこを突けませんでしたね。
第3戦の予想先発は九里、ソフトバンクは東浜です。ここから3戦はヤフオクドームなので簡単にはいかないでしょう。いい試合を期待します。
関連記事: