2018/06/22の試合、8回以降の継投がかなりバタバタしました。
あわや同点、という場面もあり、かなりの人がなぜ大瀬良を続投させなかったのか、と不満を持っているようです。
今回はこの件について考察してみます。試合自体はこちら
【首脳陣の采配に対する考え】
大前提として、私は首脳陣の采配を尊重しています。なぜなら、我々ファンが知っている情報量などたかがしれているからです。
各選手の体調、ブルペンでの調子、選手たちの性格や向き不向きなど、外野が知らない情報を数多く持っていて、それを元に総合的な判断を下すからです。
あと、ファンはその試合を重視しがちですが、首脳陣はそのシーズンの優勝、ひいては3年以上の長期展望を持って起用を考えています。
自分の考えと合わないからといって、首脳陣を非難するほどの材料は、少なくとも私は持ち合わせていません。

【大瀬良の状況】
7回終了時点で、大瀬良の球数は100球。3安打1四球で、ピンチらしいピンチはなかったと思います。目安の100球に到達していましたが、かなり余力は残していたと思われます。

【日程とリリーフ陣】
先週は5連敗もあり、ジャクソンや中崎は間隔がかなり開いた状態で18日の日ハム戦に登板しました。デキはふたりとも良くなかったです。間隔が開きすぎるのも良くない、と言われますしね。
交流戦が終わって3日開いていたこともあり、勝ちパターンリリーフ陣もフレッシュな状態。また、この3連戦の後1日開くこともあり、最大でも3連投で済む、との計算もあったと思われます。

【首脳陣の考え】
大瀬良続投がこの試合を勝つ可能性が一番高いことは首脳陣もわかっていたと思います。
ただ、今カープ投手陣の中心といえる大瀬良を、今シーズン通して活躍してもらうために大事に使いたい、という考えが働いたのでしょう。
さらに、最近不安なリリーフ陣に感覚を取り戻して欲しい、という意味もあり、5点差という楽な状態で調整登板という感じで投げさせたのでしょう。

【首脳陣の誤算】
誤算だったのはジャクソンがホームランを打たれた後、ストライクが全く入らなくなったことでしょうかね。2,3点取られるぐらいならOKと思って送り出したはずです。
急遽登板した今村は、急に肩を作ったはずでボールが上ずっていました。
本来9回を投げるためにしっかり作っていた中崎以外、あの場面を抑えるのは難しかったと思います。そういう意味では中崎の投入は正解でしょう。

【今後の展開】
土曜日はジャクソン、中崎ともに使いづらい状況です。日曜日は投げさせる局面はあるかもしれません。
今村はしっかり作っていれば土曜日も行けると思います。この阪神戦はアドゥワ、フランスア、飯田あたりで乗り切るのがベスト、ということになります。
何にせよ、打撃陣の援護が必要ですね。
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